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転倒し手をついて手首が痛い ・・・・コーレス骨折について

 コーレス骨折とは、転倒して手のひらをついた時に発生する頻度の高い骨折の一つです。医学的には橈骨遠位端骨折と呼ばれています。手首には橈骨と尺骨と呼ばれる2本の骨があり、手首の大部分を橈骨が占めています。
橈骨遠位端骨折の中でも骨折部が手の甲側にズレる骨折をコーレス骨折と呼んで区別しています。

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画像:日本整形外科学会


骨粗鬆症になりやすい中高年の女性はちょっと手をついただけでもコーレス骨折になってしまう事があります。また、コーレス骨折は子供の転倒事故でも高頻度で発生する骨折です。

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画像:くるみ整骨院


コーレス骨折になると手首の腫れや痛みが現れます。痛みの為に手首を動かす事が出来なくなるでしょう。骨折によるズレが大きい場合は、フォーク状変形と呼ばれる独特の変形が生じます。合併症として神経損傷を伴う事があり注意が必要です。正中神経と呼ばれる神経が損傷しやすく、損傷すると手首や指に運動麻痺や感覚障害等が起こる事があります。

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 コーレス骨折が起こってしまった場合は、これ以上骨折のズレを酷くしない応急処置が重要となります。肘を90度に曲げ、添え木等を使って固定しておくと良いでしょう。また指輪をしている場合、腫れにより指輪が圧迫され血流障害を生じる事があります。受傷後すぐに指輪を抜いておく事をお勧めします。

 骨折の程度により保存療法か手術療法が選択されます。骨折によるズレが徒手的に矯正出来る場合はギプスで固定します。徒手的に矯正出来ない場合やギプスをしても再びズレてしまう様な場合は手術が行われます。手術にはピンを皮膚の上から指して骨折のズレを固定する創外固定法と呼ばれる方法と骨折部をプレートで固定する方法とがあります。

 創外固定法は見た目がやや痛々しい印象がありますが、傷が少なくて済むというメリットがあります。プレート固定は強固に骨折部を固定する事が可能で、早くから手首の関節を動かす事が出来ますが、手術部の傷が大きくなってしまう為、神経や血管の障害や感染症等のリスクを考慮する必要があるでしょう。また、骨折部が治癒したら再度プレートを抜く手術をしなければなりません。どちらの方法を選択するかは主治医と相談して決定して下さい。

骨折の治癒過程は炎症期、修復期、リモデリング期の3段階を経て進行していきます。

 仮骨と呼ばれる新しい骨が形成され徐々に強い骨に回復していきます。骨折の治癒期間はコーレス骨折の場合5週間程で元の骨に戻ると言われています。ギプスやプレート固定等も大体5週間程で外すことが出来るでしょう。

さて、骨折が治癒して骨が元通りに戻っても完全に治癒したとは言えません。ギプス等を外しても手首や指の関節が硬くなって力が入りにくくなっているのが普通です。これは、長期間手首を動かさなかった為に起こる関節拘縮や筋肉の萎縮が原因です。
これらを改善させる為にリハビリが必要となります。

 リハビリでは関節可動域訓練と呼ばれる方法で患部を動かし、硬くなった組織の柔軟性を改善させていきます。また、力が入りにくくなってしまった筋肉を再び元に戻す為のトレーニング等も行われます。これらのリハビリは固定期間中にも行われます。プレート固定や創外固定では固定中も手首を動かす事が出来る為、関節拘縮や筋肉の萎縮は少なくて済むでしょう。一方ギプス固定では、手首を完全に固定してしまう為、拘縮や筋肉の萎縮が生じやすくなります。

 しかし、ギプスをしていても指や肘は動かせる様になっています。痛みのない範囲でゆっくり動かす様にする事でその後のリハビリがスムーズに行えるでしょう。

 コーレス骨折による後遺症を無くす為には適切なリハビリがとても重要です。主治医やリハビリ専門のスタッフの指示に従いリハビリに取り組む様にしましょう。

 

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