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スポーツ選手に多い鷲足炎とは

鷲足炎とは膝の内側に痛みを訴える症状のことで、スポーツ選手によく見られる症状の1つです。ランニング動作を多く行う競技で発症しやすいと言われていますが、運動を普段しない人が急に運動した場合や、変形性膝関節症を患う人にも起こります。更に、運動をしていなくても高齢者や女性は鷲足炎になりやすいという報告もあります。

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鷲足とは、脛骨と呼ばれる脛の骨の内側についている筋肉の総称です。縫工筋、薄筋、半腱様筋といったハムストリングを構成する筋肉が、丁度鷲の足のように脛骨に付着していることから鷲足と呼ばれています。トレーニングのしすぎや、急に無理な運動をすることによってハムストリングに負荷がかかると、鷲足部と他の組織との間に摩擦が生じ、炎症が起こります。これが、鷲足炎の正体です。

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 鷲足炎になると、膝の内側の圧痛と運動時痛を訴えます。炎症が進むと膝が腫れたり、熱を持つなどの症状が見られることもあります。また、外傷の既往がないことも特徴です。外傷後に痛みが見られるようになったという場合は、靭帯損傷など別の原因が考えられますので、整形外科を受診するようにして下さい。

 では、鷲足炎になってしまったらどうすれば良いのでしょうか。鷲足炎の治療の原則は保存療法です。多くの場合、局所の安静のみで症状が治まりますので、まずは安静にすることが大切です。それに加えて、アイシングや湿布薬の塗布、消炎鎮痛剤の服用により炎症を早く抑えることが出来るでしょう。スポーツ選手のなかには、局所麻酔やステロイド剤を使用して症状を抑える人もいますが、ステロイド剤を使いすぎると腱が脆くなる、感染症にかかりやすくなるなどの副作用があるため使いすぎには注意が必要でしょう。

鷲足炎の症状が治まってきたなら、再発予防のリハビリを開始します。鷲足炎はハムストリングが緊張していると起こりやすくなります。そのため、再発予防のためにはストレッチを行うことが重要です。ここでは、簡単に行えるハムストリングのストレッチ方法をご紹介しましょう。ハムストリングのストレッチは太ももの裏側、内側を伸ばすように行います。

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 椅子を用意し、椅子の上に足を乗せます。踵をつけるように乗せると、太ももの裏側、内側のくるぶしをつけるように乗せると太ももの内側のハムストリングを伸ばすことが出来ます。しかし、炎症症状が強い時期にストレッチを行うと、症状が増悪してしまうことがあるので注意しましょう。

 競技としてスポーツを行っている人は、安静期間が長くなると競技に影響が出てしまう場合もあると考え、痛みがあっても安静にせず競技を続けたり、痛みが軽減するとすぐに競技に復帰してしまうという人も多くいます。しかし、急にスポーツ復帰をしてしまうと症状が再発し鷲足炎が慢性化してしまうだけでなく、競技自体が出来なくなってしまうことも。そうならないように、選手本人だけでなく、トレーナーやコーチにも病態を良く理解してもらい、徐々に復帰するようにしましょう。選手本人は競技に参加できない為、一見回り道のように見えますが、長い目で見ればスポーツ復帰の近道になりますよ。競技を長く続けるという観点で、まずは安静を第一にして鷲足炎を治療することに専念しましょう。

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