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膝や股関節の手術〜人工関節

 変形性関節症や骨折などで膝や股関節の動きが悪くなり、立つ、歩くといった基本的な動作が出来なくなると人工関節置換術の適応となります。人工関節と言われてもイマイチ良く分からないですよね。そこで、今回は、人工関節とは何かについて、手術方法や気になる費用、注意点などについてお伝えします。

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人工関節とは、変形などで関節本来の機能が失われてしまった関節の代わりに取り付ける人工に作られた関節のことです。人工関節に取り換える人工関節置換術は、日本では30年以上の歴史があり、変形性関節症の治療法として確立されています。手術件数も徐々に増えていて、現在では、年間8万人もの人が人工関節置換術を受けています。

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 手術は自体は4時間ほどかかる比較的大きな手術の1つですが、最近では、術後の早い回復を目的に切開する範囲を少なくする低侵襲手術と呼ばれる方法も確立されてきています。また、全てを人工関節にするのではなく、変形の少ない関節は残し、本来の関節を温存することで身体の負担を少なくする方法も一般的になってきています。

 手術をすればすぐに元通りになると考えている方もいらっしゃいますが、元通りの生活を送るためにはリハビリが必要です。初めはベッドから起きる練習から開始し、立ち上がる練習、歩く練習へと進んでいきます。後述しますが、歩くには杖や歩行器が必要です。自分で起き上がり、歩けるようになれば退院となります。退院までは、平均して3ヶ月程度かかりますが、若い人であれば1か月で退院できる状態になる方もいるでしょう。

 人工関節置換術を受けると、立ち上がりや歩行など、できるようになることが増える一方で、できなくなってしまう動作もあります。例えば、膝の人工関節置換術を受けた場合、関節の可動域が制限されてしまうので正座はできなくなってしまいます。また、股関節を人工関節にした方は脱臼しやすくなるため、股関節を曲げる、ひねるといった動作は厳禁。日本人は畳やコタツといった床に座る生活をされている方が多いですが、このように人工関節置換術を受けた方は、生活スタイルを床の生活から椅子の生活に変える必要があることを覚えておきましょう。

 費用が気になるという方も多いですよね。人工関節置換術は、高額療養費制度の対象となります。高額療養費制度とは、自己負担限度額を超えた金額を医療保険から払い戻しになる制度です。所得により自己負担額が変わりますが、月の所得が28万から50万の世帯では約9万円が上限となっています。70歳未満の場合、事前に申請しておけば立て替えが不要となりますので、手術があらかじめ分かっている場合は事前に申請しておきましょう。

 最後に人工関節の注意点についてお伝えします。1つ目は手術が適応とならないケースについて。人工関節は自身の骨に人工骨を固定させますが、骨粗鬆症などによって骨がもろくなっていると人工骨を固定させることが出来ません。高齢者など人工関節の適応とならないケースもあることを覚えておきましょう。

 2つ目は人工関節に寿命があるという点です。人工関節の寿命は概ね15年程度です。このため、あまり若いうちに人工関節にしてしまうと何度も人工関節を入れ替える手術をする必要があります。人工関節を長持ちさせるには、関節への負担を軽くする必要があります。適正な体重を維持する、杖や歩行器を使ってできるだけ関節にかかる負担を軽くして人工関節を長持ちさせましょう。

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