バセドウ病

バセドウ病は甲状腺ホルモンが過剰に作られる病気。20代から30代の若い女性に多い疾患です。罹患率を調べてみると、200人に1人と比較的多い病気であることが分かります。最近ではシンガーソングライターの絢香さんもバセドウ病であることを告白したため、名前だけは知っているという人もいるかもしれませんね。今回は、バセドウ病の症状や治療法についてお伝えしましょう。

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バセドウ病は、何らかの原因で甲状腺ホルモンが過剰に作られてしまう病気。自己免疫疾患との関係が指摘されていますが、なぜそうなってしまうのかは解明されていません。

 甲状腺ホルモンとは、交感神経を活発にしたり代謝を促進し人の成長を促すホルモン。甲状腺ホルモンは人を元気にするホルモンとして知られていますが、バセドウ病はこのホルモンが出過ぎてしまうことで副作用が起こってしまう病気なのです。バセドウ病になる次の3つの症状が表れるのが特徴。順を追って説しましょう。

1つは甲状腺の腫れ。甲状腺は喉元にあるので、首が太くなったようになります。

2つ目は眼球突出。眼球の奥にある筋肉が腫れるため眼球が前方に押し出され突出したように見える症状ですが、頻度は稀であり突出しない人もいます。

3つ目はホルモンが過剰に出てしまうことで起こる副作用です。副作用には様々な症状があり個人差も多いのも特徴ですが、多くの人に共通してみられる症状を幾つか紹介しましょう。最も多いのが突然脈が速くなったように感じる動悸と呼ばれる症状。普段、私達の脈拍は1分間に60〜80回程度ですが、バセドウ病の人は安静時であっても120拍〜140拍もの脈拍になってしまうことがあります。これは、私達が全力疾走で走った後の脈拍と同じです。他にも息切れや、多汗、手指の振るえやしびれが起こる人もいますよ。

 バセドウ病は血液検査で甲状腺ホルモンの量を測定すれば簡単に分かる病気です。そのため、上記のような症状が表れたら、一度病院を受診すると良いでしょう。バセドウ病の治療法には薬物療法、放射線ヨウ素治療、手術療法などがあります。一般的には甲状腺ホルモンの量を正常にする薬を内服します。薬物治療で効果がなかったり、再発した場合は、放射線ヨウ素治療を行います。放射性ヨウ素治療とは、放射性ヨウ素の入ったカプセルを服用するだけの簡単な治療法ですが、服用するには通院や場合によっては入院をする必要があります。放射性ヨウ素と聞くと少し怖いイメージがあるかもしれませんが、アメリカではバセドウ病治療の最もポピュラーな治療なので安心と言えるでしょう。

 最後に、バセドウ病になってしまった際に覚えておきたい生活上の注意点についてお伝えしましょう。バセドウ病の症状が出ている時は、日常生活の活動を少し制限する必要があります。そして十分な休息と栄養を取ることも大切です。できるだけ自分の身体に負担のかからないように注意しましょう。また、バセドウ病患者さんのなかには、妊娠や出産を考えている方もいるでしょう。確かに、バセドウ病になると流産や早産のリスクが高いとされていますが、適切な治療をすれば、正常な出産が可能です。妊娠中は薬の内服などをためらう人もいますが、主治医と相談して薬はきちんと内服するようにしましょう。

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