骨粗鬆症
【もくじ】
骨粗鬆症|阪南市 翔鍼灸整骨院
骨粗鬆症という病気をご存知でしょうか。骨粗鬆症は60代の女性の約20%が発症している病気。健康だと思っている人であっても骨粗鬆症だと診断される人は少なくありません。あなたも知らないうちに骨粗鬆症になっているかもしれませんよ。さて、今回は骨粗鬆症の原因や具体的な対策方法についてお伝えします。骨粗鬆症は他人ごとではありません。あなたも自分の骨のことについて一緒に考えてみましょう。
骨粗鬆症は簡単に言ってしまうと骨の量が減ってしまう病気です。骨密度という言葉を聞いたことはありませんか。骨密度とは、その名の通り骨の密度のことで、骨密度が多ければ多いほど骨の強度が強いことを意味します。さて、骨粗鬆症とは骨密度が減り中身がスカスカになった状態。「鬆(す)が入った大根のようなもの」というとイメージしやすいかもしれませんね。
では、なぜ骨密度が減ってしまうのでしょうか。ヒトの骨は一度出来てしまうとその後変わらないと思われがちですが、新陳代謝により古い骨が壊されて、常に新しい骨が作られています。この骨の破壊と形成のバランスが崩れると骨密度が低下してしまうのです。特に、女性の骨形成は女性ホルモンとの関連が深く、閉経し女性ホルモンが低下すると急激に骨密度が低下してしまうケースが少なくないのです。
また、薬の副作用で骨粗鬆症になってしまうケースもあります。喘息などアレルギー治療で一般的に使用されているステトイドですが、骨粗鬆症発症のリスクを高めてしまう薬としても知られています。3か月の使用により使用者の50%に骨粗鬆症の発症を認めたという報告もある程です。ステロイド薬はアレルギー治療に必要なものですが、骨粗鬆症などを発症する可能性があることを覚えておくと良いでしょう。
さて、骨粗鬆症にならないためには、あなたの骨密度を増やす必要があります。まずは、あなたの骨密度がどの位あるのか調べてもらいましょう。一般的に50歳を過ぎた女性は定期的に骨密度を測定すると良いと言われています。更に、「長期にわたりステロイド剤を使用している」、「身長が以前と比べて低くなった」、「姿勢が悪くなった」といった項目に当てはまる方も測定してもらうと良いかもしれません。
骨密度検査はレントゲン検査に似た方法や超音波を使って行う簡易のものなど測定方法は幾つかの種類があります。料金も数百円から数千円程度で行えますが、全ての病院で出来るわけではないので、骨密度が測定できるか事前に調べておくと良いですよ。
骨粗鬆症と診断されたら薬を服用するのが一般的です。骨粗鬆症の薬には、骨の破壊を抑える薬や骨の形成を促す薬など様々な種類があります。
どの薬を使うのかは、医師によって異なりますので良く相談して決めると良いでしょう。
治療中に最も気を付けたいのは転倒による骨折。骨粗鬆症になると、一度の転倒で手の骨や足の骨が簡単に折れてしまう人もいます。転倒原因を調べてみると自宅で転ぶ人が圧倒的に多いという結果が。特にちょっとした段差や玄関やトイレなどマットが危険だと言われています。滑らないように滑り止めを付けたりする工夫が出来るかもしれません。
ここまでで、骨粗鬆症の原因や治療方法についてお伝えしましたが、最後に骨粗鬆症にならない生活習慣について考えてみましょう。繰り返しになりますが、骨粗鬆症予防には骨密度を増やし維持することしかありません。骨を強くするにはカルシウムを摂れば良いというのは何となく聞いたことがあるかもしれませんが、それだけでは不十分。カルシウムの吸収するには、ビタミンDが必要です。
ビタミンDが豊富に含まれれる食品を多く摂るように心がけましょう。更に、日光浴をすることでビタミンDの働きを活性化させる効果も期待できますよ。また、運動も骨密度を増やすのに効果があります。ウォーキングなど毎日続けられそうな運動から始めてみましょう。最近は、何かをしながら行う「ながら運動」を行う人もいますよ。時間のない主婦の皆さんは「ながら運動」を取り入れてみると良いかもしれませんね。
執筆者:
翔鍼灸整骨院 院長 若野 正一(治療家歴22年)
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